kissa*almanakka | 20060825

kissa*almanakka

崖からおっこちろ・・・・
今日の日記は、わたしが怒って感情的になって書いています。怒り
ご気分が悪くなるかもしれません。しょんぼり
読んで不愉快になった方はごめんなさい
でも、書かずにはいられません。怒りマーク

 ジャパニーズホラー、決して嫌いではありません。
ハリウッドホラーと決定的に違うのは強い怪物が弱者としての人間を
追い回すのではなく、生ある内に虐げられた弱者がうらみつらみを儚げに滲み出させてくる恐怖が日本の怪談の醍醐味だってことだと思います。

 そのジャパニーズホラー作家が日経新聞に書いたエッセイを
先ほど、お局様のブログで知りました。

 夏期講習に追われてへろへろになっているうちに
こんなエッセイが発表されていたなんて!!
眠気も吹っ飛びました。

 子猫を殺しておいてそれを正当化して
揚句の果てに、それが自然の摂理だとでも言うようなこの内容。

 全く持って、不愉快です。
この人は、いえこの化け物は何を考えているんでしょう?

 奇しくも、今日は課題図書を題材に
「人としての尊厳」と「人が人で無くなる狂気」について
考えたところでした。

 この「坂東眞砂子」というケダモノは既に人ではないと
わたしは思ってしまいます。

 そもそも飼い猫のさかりは本能のままの欲求だとして容認し
生れ落ちた子猫の生への願望は受け入れないとは、これ如何に?

 母猫だって生んだ子猫を育てたい本能があるはずです。
そこは全く無視しているのです。

 生殖制限はかわいそうで、目も開かない子猫を
崖から放り投げることは可哀想ではないのでしょうか?

以下、抜粋。

もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。
飼い猫に避妊手術を施すことは、飼い主の責任だといわれている。
しかし、それは飼い主の都合でもある。
子猫が野良猫となると、人間の生活環境を害する。
だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。
私は、これに異を唱えるものではない。
ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。
子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。


子を産みたいと猫はいうだろう・・・・

でも、育てたくはないと?

ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。

では、人間にも同じことが言えますか?

自分は正しいと信じて疑わないこの作家に何を言っても
届くことはないかもしれません。

だから、わたしもお話を作りました。


 南の島に坂東眞砂子という作家がいました。
怖い話を書いてはその印税で暮らしているのでした。
彼女の恐怖に満ちたお話は自分にとって邪魔になる子猫を殺すという
狂気から来るのでしょうか。
常にそのおぞましいほどの恐怖は読者の背筋に悪寒を走らせました。

 そんな彼女もいまではすっかり年老いてしまいました。
今となっては、執筆しても以前のような恐怖に満ちたイマジネーションは
なくなってしまいました。

 編集者が言いました。
「もう必要ありませんね」
 遠縁の者も言いました。
「私たちには彼女は必要ありませんね」
 
 島の神様は
「もう、オマエは誰からも必要とされなくなった。
 長い間、その手でおびただしい数の子猫を
 わたしの大地に投げつけ殺戮し、その血で島を汚したのだ。」
 と、静かに言いました。

作家は目を皿のように見開きました。
自分には穏やかさとは程遠い死期が迫っていることを感じたのです。

 逃げようと、家の外に飛び出しましたが
そこには無数の子猫がただ黙って彼女を見据えているのでした。
彼女は裏手に逃げました。

 そこは切り立った断崖でした。
島の神様はもう一度
「オマエは必要ない」とつぶやくと
その大きな手を伸ばし、彼女の身体をつまみあげました。

「いや」老婆は哀願するように醜い顔を歪めました。

「これは自然淘汰なのだ。オマエの母親と父親の本能のままに
 この世に生を受けさせたオマエは今やもう不要な生き物だ。
 オマエはヒトで神ではない。」
微笑みながら神様はそう言いました。

そして悪魔のような声で
「崖からおっこちろ」
それは、自分の声にそっくりだと彼女は思いました。

なぜ?

一瞬、身体が宙に舞ったように見えました。
次の瞬間恐怖と痛みが彼女を貫いたのです。

残念ながら、即死には至りませんでした。
かつて自らが殺した子猫たちの骨に身体を貫かれながら
醜い老婆は少しずつ少しずつ死んでゆくのです。

大きな黒い鳥が、上空をゆっくりゆっくり旋回し始めました。



たとえ、実際にこんな結末を迎えたって
亡くなった子猫たちは浮かばれません。

日経新聞はずっと取っている新聞でした。
今は少しだけ、お休み中だったのですがまた日経を取るつもりでいました。

もう止めましたからね。
日経新聞は取りません。
この作家の本は読まないことにします。
当然、ビデオも見ません。

「崖からおっこちろ・・・・」

=今日はいろいろなお店の紹介はおやすみです。
 だってこんなにケッタクソ悪いお話なんですもの。=
| kukka | - | 02:11 | comments(6) | - |
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2006 >>



 初島の猫の里親さん募集バナー2.jpg


 ←click here



このページの先頭へ