kissa*almanakka | 20060923

kissa*almanakka

悪徳獣医
Mayu-☆さんの日記で知った多摩の悪徳獣医
moomamaさんの日記にも書かれていました。

いままで、いろいろな獣医さんに出会いましたが
「悪徳」と断言できるのはお2人。

酷いとか、悪いとか、嫌なとかではなくて『悪徳』です。

これは、わたし自身にもとても辛い話で
他言は出来ませんでしたが、どなたかの指針になれば・・・

告白します。

 1992年12月24日

わたしたち家族は夫の仕事の都合で、名古屋に住んでいました。
御器所という閑静な住宅地でした。

その日、連日働き詰めだった夫は漸く休みがとれました。
「さあやとみいちゃんの散歩はぼくが行くから
 もう少し眠っていていいよ」
朝、彼はそう言って2匹と散歩に行きました。

ところが、朝食の仕度が終わっても帰って来ません。

その時、電話がなりました。

「いま、八事の動物病院にいる。
 さあやが事故にあった。
 タクシーでここまで来たけれど
 お財布を持っていなかったので至急、お金を持ってきてほしい。」

駆けつけると、タクシーの運転手は
「五千円払え」と凄みました。
メーターは倒しっぱなしの状態で1500円程度になっていました。
待たされた分の利子だと。
たまたま通りかかった警察に注意されても
その運転手は
「待たされた間、客が拾えなかった」と・・・。
警察は民事不介入。5千円札をひったくると
エンジンをふかしてそのタクシーは消えました。

動物病院はきれいでした。
手術室に寝かされているさあやは、もう瞳孔が開いていました。
「だめなんですか?」
と、問うわたしたちに看護婦は
「まだ先生が来ませんから。ご自宅は離れてらっしゃるんです。」
待つこと30分。
夫が病院に運んでからはすでに50分近く。

もうだめなのは、頭では納得していました。

ところがやってきた獣医は
「まだ助かる見込みがあるので手術をする」と・・・

頭で判っていても、気持ちは藁をもすがる状態でした。

彼はさあやの身体に何度も何度も電気ショックを
当て続けました。

20分だったか30分だったか
「だめだったので、開腹手術は止めます」と・・・

請求された処置代は5万円程度でした。

さあやをタオルにくるんで病院を出るとき
獣医の車が目に留まりました。
ジャガーでした。

事故の経緯

夫とさあやとみいちゃんが並んで横断歩道を渡っている時に
信号無視のサファリかパジェロが横断歩道に突っ込んで来たそうです。
いつもは夫の後ろを歩くさあやが突然、一歩前に。
車はさあやを撥ね、夫のコートを掠めたそうです。

一旦止まって、さあやを撥ねたことを確認した
車の男は慌てて急発進して逃げたそうです。

いつもお水を購入する酒屋の前での出来事でした。
酒屋のおばさんは夫だとわかると
「その犬用のキャリー、ここに置いておきなさいよ。
 預かるから」と声を掛けてくれたとか。

お礼方々、キャリーを取りに行くと、店の裏の
空き缶やらのゴミと一緒にまとめられていました。
「犬のはいってた籠だし、どうせ死んじゃったろうから」

その後すぐに、わたしたちは名古屋から離れました。

わたしは今でも名古屋が大嫌いです。
タクシーの運転手さんのことは「クモスケ紛いの奴が多い」と
思っています。

わたしも夫も事故現場には、さあやはいないと思っています。
だから2度と行くことはないでしょう。

あの獣医は、最早息絶えたさあやに
その死後一時間近く経ってから、電気ショックを
与え続けたのです。
そして5万という金額を要求したのです。
恐らく、そんなふうにされたのはわたし達だけではないのでしょう。

その被害が積もり積もって、ジャガーになったのかも。

ああ。だめです。
今日はこれで限界。

ただ一つだけ補足。
夫は自分を責め続けました。
でも違う。
ちゃんとわたしも行けばよかったのです。

さあや。ごめんね。まだ2歳になったばかりでした。
今日はもうちょっと限界です。尻切れトンボですが・・・

ゴロンちゃん、早く帰っておいでね。
湘南紹介も今日はお休みします。
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