kissa*almanakka | ゴロンちゃん

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ゴロンちゃん
 その子は、お母さんと三人のお姉ちゃんと一緒に暮らしていました。
すてきなお庭のテラスで、ごはんをもらって。
でも雨の日はお家に入りたいな・・・
ごはんをたくさん食べたいな・・・

 だから、お家の中で幸せに暮らせるように
たくさんの準備が必要でした。

 元気に長生きできるように、
 これ以上、家族が増えて行き場所がなくならないように。

 ある日、お姉ちゃんの一人が車に撥ねられてなくなりました。
その子は、ずっとずっとその亡骸に付き添ってカラスから
お姉ちゃんを守りました。

 急がなくては!
家族は保護され、避妊と去勢の手術を受けました。

 お姉ちゃん2人は、新しいお家に行きました。

その子は・・・
預かってくれたお家の2階の窓から飛び降りたそうです。

5月26日のことでした。


 ゴロンちゃん、あなたにはなにが見えていたの?
なにがあなたの幸せなの?


 従妹の家の猫たちは、好きなときにお散歩に行くので
いつも家の窓は開いています。
真冬には閉めますが、お出かけの子が帰るまでは
誰かが起きて待っています。

 「猫に躾は出来ない」と、わたしは従妹に教わりました。
 「猫は放っておくのだ」と、わたしは叔母に教わりました。

そういう飼い方を批判する人もいます。

確かに、放し飼いは危険がいっぱいかもしれません。

でも、とても自由な彼らは不幸には見えません。

ななとりんは、完全室内飼いです。
ベランダにも自由に出られません。
ななとりんは従妹の家の猫が羨ましいかもしれません。

実家の龍くんは、人は大好きだし犬もまあまあ。
でも猫は大っキライです。
ななりんが来ると怒ってお篭りします。
お友達のいない龍くん。
でも、彼も幸せです。たぶん。
龍くんを中心に地球は回っているのです。

近所の野良さんたちは、この夏全滅したようです。
流行り病か、猫盗りか・・・判りません。

でも、楽しそうにお散歩したり集会している姿は幸せそうでした。

猫の幸せってなんでしょうね。
病気のななに、「安楽死させてやったら?」と言った人がいます。
わたしのしている事は自己満足のエゴのかたまりだと・・・

ななは公園で、りんは学校で野良さんでいたほうが
幸せだったのでしょうか?
この子達といて幸せなのは、むしろわたしなのは認めます。
彼らはどうなんでしょう・・・

ゴロンちゃんにとっての幸せが早くみつかりますように。

エゴでもいいのです。
もう少し、もう少しだけ・・・この稚拙なブログで
ゴロンちゃんのいる街の特集を続けます。

これは、あの時「我が家へどうぞ」と言えなかった
わたしの唯一の罪滅ぼしなのです。

鎌倉市津西1丁目
周辺には 東レ さんの社宅がいっぱい。
りんが保護されたあたりは グンゼ の社宅が有名(?)でした(笑
そうそう、最初に教室に彼女を持ち込んで飼うから預かれといったのは
グンゼの子でしたっけ・・・

日産 や ホンダ のショップもあります。
営業の方、どうかどうかゴロンちゃんを、見かけたら教えてください。

里の父は、なぜか・・・日産が好きです。
kykyチチは、なぜか・・・ホンダが好きです。

わたし・・・?車はトヨタですが・・・次に買うなら・・・
ホンダかな・・・♪
| kukka | お外の子たち | 14:43 | comments(4) | - |
一昔前は野良猫だか家猫だかなんて区別はなかったけどね?
猫は出入り自由で縁の下で子供生んでってもんやと社会が
思ってたように感じるけど。
猫が野良生活をできない社会になった頃から物騒な世の中になったと思うんよ。私だけやろか?
ゴロンちゃんもどっかの家の軒先なんかでご飯もらって
呑気にしてくれてはったらいいね。
あんまり思い詰たらあかんよ!
| キミドリ | 2006/10/07 6:58 PM |
☆キミドリさん☆
野良さんがいるって、生きていけるって
案外、幸せな環境なのかもしれませんね。

東南アジアのタイでは、結構野良さんわんにゃんが
いるんですが・・・
仏教国だから殺生もされず、野良さんたちでも温厚です。
良いか悪いかは別として、共存している姿は日本より
ずっとずっとマシ・・・

ゴロンちゃん、ご飯もらえてるといいです。。。。
がんばれ、ゴロンちゃん。
| kukka | 2006/10/08 9:33 AM |
kukkaさん、こんにちは。
時々お邪魔しては、ゴロンちゃんの名前を見て胸がキューンとなりました。  まだ戻らないゴロンちゃん、どこにいるんだろうって...。

シェルターでボランティアを始めてから、「猫の幸せは何なのだろう」と真剣に考えるようになりました。  本当にいろいろな境遇の子達が目の前を過ぎて行きました。

思ったのは、猫Domestic Animalとして生まれた命は、人間の保護下でコンパニオンとしての生を全うするのが幸せなのじゃないかって。  野生だった動物をdomesticateしてコンパニオンにした・創った人間には、生まれてくる全ての猫にそう生きさせる大きな責任があるって。

シェルターで安楽死させられる沢山の子達は、人間の温かみを知らずに生まれ猫生を終わらせてしまうけれど、虹の橋をわたる時は、車に踏み潰されるのではなく、コヨーテなどの野生動物にジワジワと殺されたり人間の虐待で殺されるのではなく、人間に見取られて麻酔でゆっくりと眠るように橋を渡れる。  それが唯一の救いだと思ってボランティアを続けました。

悲しい命が生まれないように、とにかく避妊・去勢の意識が一般常識として広まって欲しいと、心から思っています。  
ゴロンちゃん、皆まっているから早く戻っておいでね。
| ヒロキオ | 2006/10/10 10:05 AM |
☆ヒロキオさん☆
お引越しお疲れさまでした。
大変でしたね。
でも、わくわくしながら擬似アメリカ横断体験を
させて頂きました。

猫って野生の動物ではないですものね。
やはり、人から愛情を受けて大切に育まれてほしいです。

避妊・去勢ももちろんそうだし、
不幸な子が後を絶たない現状を考えると
繁殖・販売という手段はもっと規制されても
いいような気さえします。

どうしても、なんらかの理由で殺処分するというなら
麻酔で眠るように、人に抱かれていくべきだと
わたしも思います。
日本は保健所で、安楽死させてくれないんですよね。
ガス室です。
ナチスじゃあるまいし・・・
日本でも少しでも前向きな保護センターができるよう
願って止みません。
| kukka | 2006/10/11 1:51 PM |









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