今日から
島根県の刑務所で受刑者による盲導犬育成プログラムが開始されました。
せっかくの試みに水を差すわけじゃないけれど・・・・
釈然としないのはわたしだけ?
盲導犬には、とても過酷な生活が待っているわけで
それまでにたくさん愛されて、たくさん喜びを知って
楽しい経験を山ほど積んで・・・・
だからこそ過酷な訓練にも、その後の生活にも耐えられる・・・んでしょ?
こう書くと『なにを仰る!犬は勤労に喜びを見出しています!』
と言われる方もあろうけれども、あえて。
のんびりぼけ〜っとしているわんこと違って人命を支えて
常にアンテナ張って、心休まる間もない盲導犬。
で、その盲導犬としての人生はあっという間に終わります。
大変だから!ではなくて、盲人の人命に関わることだから。
忠誠尽くした相手とは最後まで暮らしを共に出来るわけではない・・・
確かにパピーウォーカーの数は圧倒的に不足しているのでしょう。
でも、受刑者はどうなんでしょう?
差別してるのではありません。
制約を受けて当然の環境下で制約を受けて当然の人間が飼育する
その環境が盲導犬になる子犬に適しているのか?と問うているのです。
ご近所に盲導犬がいます。
最初の頃こそ、お散歩する光景を見ましたが(犬としての)
最近はめっきり。
お仕事ばかりなのでしょう。いつもハーネス。
時々、偶然すれ違うと嬉しそうに見上げて来ます。
しっぽがちょこっと揺れます。
が、はっとすぐに仕事のお顔になるのです。
切ないし、忍びない。
だからなるべくすれ違わないように、遠目に見つけたら
道を変えます。
犬としての本能を押さえ、忠実に任務を遂行する彼ら。
だからこそ、子犬の時だけでもなくていい制約はない暮らしをさせてあげたい。
毎日新聞は
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中国新聞は
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