先週の木曜日、仕事の合間におてちゃんのお宅へ伺いました。
金曜日の方が空き時間が長いのだけれど、なぜか木曜日に・・・・
おてちゃんのお家の猫、チャースケくんはずっと体調が悪く心配でした。
ところが、伺った時には元気でお出迎えをしてくれたのです。
『わぁ〜チャースケくん、心配しちゃったよ(≧▽≦)
元気でよかった!』と、元気なチャースケくんとお話して帰宅後
体調急変のお知らせが・・・・
そして金曜日の夜に虹の橋に旅立ったとご連絡いただきました。
土曜日、お昼過ぎにチャースケくんにお別れを言いに伺うと
外猫のすずちゃんに玄関で呼び止められました。
そっか・・・・すずちゃんもわかっているんだね。
眠るように安らかなお顔でした。
眠っているのかと思ったほど・・・・
ご冥福をお祈りします・・・・という言葉より、またにゃ!って感じ。
不謹慎ですが、ほんとうにそういうお顔でお花の中に居たのでした。
おてちゃん、お母さま、お疲れが出ませんように・・・・
その頃、実は1件のメールをもらっていました・・・・
その方は、以前このブログに「保護しようとしていた猫行方不明」とSOSを
くださった方でした。
『どうしてもお話したいことがあります・・・・』
・・・・・なんでしょう?
ドキドキしながら、「はい」とお返事しました。
お電話くださった内容は
あの時のにゃんこはまだ見つかっていないけれど、それがきっかけになって
ご近所の野良猫さんたちの生殖制限をこつこつと始めた。
餌付けをしては生殖制限・・・・餌やりさんとして地道に活動なさっているご様子。
最近、気になる子がいる。
サビ猫でお腹が大きい様子。
触ってみたら・・・・胎動があった。
猫ボラの常識では、こういう子はさっさと捕獲して堕胎手術をするらしい。
が、危険を考えると生ませてやりたい。
わかります・・・・・・
手術して万一のことがあれば、一生後悔するでしょう・・・・
保護して出産させて、手術を終えたらリリースして・・・・
子供たちには里親さんを探してやりたい、と。
さて、生ませるにしても手術を決行するにしても、保護が最優先。
彼女は早速、保護しようとしたのですが・・・・
前日までは、お腹を触らせてくれる寛容さだったのに
車の下にもぐりこんで出てこない!
ご飯も食い逃げ状態・・・・
どうしても捕まえられない!なぜ?
彼女から「捕獲オーラ」が滲んでいたのか、警戒モードMAXのサビちゃん。
月曜日の早朝、「保護!」の一報がありました。
同日の夕方になって
「サビコ、猫エイズでした。獣医さんはあと2週間くらいあるから
手術したほうがいいと言っています。震えがとまらない。」
いずれにしても、当日の手術は無理だったので帰宅したそうです。
そして、昨日・・・・
「子猫4匹生まれました」
サビ猫は賢いって言いますからね・・・・
朝までに生んじゃわなきゃ危険だわ!って思ったのでしょうかΣ( ̄□ ̄;)
「5匹でした」
・・・・・・5、5匹ですかいっ?
今日は仕事が休みだったので、早速お邪魔しました。
サビコお母さん、初対面のわたしにも一切の威嚇なし!
終始ゴロゴロと穏やかです。
獣医さんによれば、4歳くらいだそうです。
(保護主さんは1歳くらいって言ってたけど(笑
大雨の前日、保護主さんはサビコママにこう言ったそうです。
「そんなにつかまるのが嫌なら、お外で生んでもいいんだよ。
でもね、お家に来ない?安心して赤ちゃん生めるんだよ。
なんにも心配しなくていいんだよ。
無理に捕まえたりしないよ。」って・・・・
すると、あら不思議・・・・あれほど警戒モードだったサビコママが
自らキャリーに入って、お家に着くまで一言も発しなかったそうです。
泣かせるじゃありませんか!!
病院で検査を受けてエイズと判明した時に、獣医さんはあと2週間は
生まれないと言ったそうです。
なのに、帰宅して翌朝までに出産を・・・・
またもや一言も発することなく、明け方様子を見たら
後産の処理も終わり、授乳中だったそうです。
茶白2匹。三毛1匹。黒白八われ1匹。サビ1匹・・・・この子がママに同化していて4匹にみえたもよう(≧m≦)
きっと『ちょっと
話が違うじゃないの!!(−−#」って
慌てて隠密に出産したんですね・・・・
5匹とも笑っちゃうくらいパワフルでした。
昨日生まれたばかりとは思えないパワーとデカさ(爆
お耳はよこっちょに付いてるし、お目目も見えていないのに(^^;
もう『生きるぞぉ〜〜〜!!!』って生命力がみなぎってました。
サビコママを刺激しないように、今日は写真はお預けでしたけれど・・・
サビコママはお家の子にして、5にゃんの里親募集をするつもりだそうです。
が・・・・保護主さんのお家には2にゃんの先住くんが・・・
そのうち1にゃんは、非常に激しいお猫柄(笑
もう1にゃんは、常に生傷が絶えません。
サビコちゃんにも同じことをするかもしれない・・・・
そうなると、常に1部屋で隔離しなくてはいけない・・・・
だから、もしもエイズのサビコママを迎えてくれるお家があれば・・・
手放すつもりだそうです。
5匹のにゃんこは、生後2〜3週間でヤギミルクに切り替える予定。
検査は6ヶ月までは安定しないので、それまで待って里親募集。
または、お母さんがキャリアと承知の上で、迎え入れてくださる方に
託したいとのことでした。
それにしても、立派な赤ちゃんでした・・・・
以前、出産間もない子を見たけれど、ねずみみたいだったのに
今回の赤ちゃんはきれいな子ばかり・・・・
サビコママの根性と愛情がひしひしと感じられました。