先日のトロちゃんの記事へのコメントやメールをありがとうございました。
泣いてばかりいてはダメですよね。
でも、ほんとうに「あと1匹なら預かれる」と言った言葉が
悔やまれます・・・・
ほかにも、悔やまれることばかり・・・・
ほんとうに申し訳ないことをしてしまいました。
メールを下さった方に、お返事書いていますが
その中で「預かりって何をするんですか?」というお問い合わせが数件あったので
預かりについて、お話しますね。
預かりさんというのは、お外の子で人馴れしていて
人間と暮らした方が明らかに幸せな子に里親さんがみつかるまで
預かる・・・という単純なものです。
また、シェルターの中にいる子に家庭での暮らしを体験してもらって
里親さんとスムーズに新生活を送れるようにする・・・時もあります。
誰かが1匹預かれば、お外の子が1匹減る・・・
シェルターなら、預かりさんによって空いたスペースに新しく保護猫を
入れてあげられるのです。
NPO団体などで募集している場合は、病院などにかかる費用などは
団体で負担してくださる場合が多いので、消耗品(ごはんやトイレ)と
お世話にかかる時間や手間(?)などが預かりさんの負担になります。
初心者の方や、動物と暮らしてみたいけど・・・という方は
こちらがお勧めだと思います。
誰かが預かれば、もう1匹お外の子が減って中に入れるのです。
それから、「どうしても無理みたい」という時は団体の方が
速やかに引き取ってくださるそうです。
少し不安があるなら、こちらが良いと思います。
個人でする場合は、ケースバイケースだとは思いますが
全てが自己負担になります。
お家の子と同じように、病気になれば病院にも連れて行かなくては
なりませんし、「1匹増える」と考えた方が賢明です。
そして、期限がありません。
つまり、いずれは里親さんの元に巣立って幸せになるけれど
それがいつかは、本猫と神のみぞ知る・・・・という感じです。
それまでは、わが家の猫が増えている・・・・状態です。
これが、わたしの家では預かりは「2にゃんまで」の理由でもあります。
最初は、どこかきちんとしたシェルターから1匹預かるつもりでした。
ところが、nyagasunsunさんのところで緊急に保護しなくてはいけない猫たち
がたくさんいると聞いて
「では、1にゃん」と言ったのですが・・・
別の子の預かりを希望していた方が、子猫がほしいとおっしゃって
その子が浮いた状態になり、2にゃんダメですか?ということになって
家族会議の結果
「2にゃんまで。絶対に2にゃんまで。うちの子の数を越えないこと。」と
取り決めたのでした。
ところが桜以外の子はみんな、わたしが「預かります」と言うと
里親さんが決まる嬉しいジンクスが出来たので、わが家はずっと桜だけ。
ビントロちゃんのお話を聞いたときも
「どちらか1にゃんなら預かれるよ」と言ったのでした・・・・
2にゃんとも・・・と言えなかったことに心を痛めています。
時々「預かるなら1匹も2匹も同じ」とか
「預かりを渋る旦那なんて別れてしまえば」とか
「アトピーなんて関係ない。慣れれば平気だ」などと
乱暴なご意見も見受けます・・・・
でも、わたしもnyagasunsunさんもそうは思えません。
結局、nyagasunsunさんもご主人の反対を押し切り1匹を預かることを
わたしも、家族の負担を無視して2匹を預かることを躊躇しました。
今回、どちらの家族も心が深く痛んでいます。
そして、nyagasunsunさんのご主人は、ビンちゃんをお家で預かることを
承知なさったそうです。
世の中に預かりさんが増えてくだされば、保護される子も増えていきます。
生殖制限が隅々まで行き渡れば、不幸な犬・猫は確実に減っていきます。
「動物と暮らしてみたいけれど、どんな暮らしか不安」という方は
まずは預かりさんをしてみてくださいませんか?
預かりをしてみて、自信が持てたら・・・
いつか里親さんになってください。
また、里親は無理だけれど、預かりなら・・・と言う方も
ぜひ、立候補してくださいね。
こちらは立候補すれば、当選確実です。
ただし、最低限のルールやマナー常識などは、もちろん必要です。
NPO団体と一口に言っても、大きさや趣旨も異なれば
それぞれの団体によって活動は千差万別です。
そして、大きな団体でさえ常に動物でいっぱいだそうです。
結局は個人でTNR活動をしたり、えさやりをしたり
みんなが少しずつ自分の出来ることをしていく地道な方法でしか
動物のためにできることはないのが現状です。
預かりというのも、その一部だと思ってください。
(全体から見ると、ほんとうにささやかなことでしかないのです・・・・)
もちろん、お独りでそれをすべてなさっている
choiwaru101さんのような
素晴らしい方もいらっしゃいます。
ほんとうは、国や自治体がドーンと動いてくれるといいのですが・・・
それから、芸能人などセレブリティと言われる人たちが
公の場で、声を大にして生殖制限の話をしてくれるとか・・・・
厳密に言うと、わが家では2にゃんがうちの子(なな・りん)。
1にゃんは預かりの子(桜)。1にゃんが保護猫です(紅葉)。
でも、違いは全くありません。
どの子も同じです。
ただ、桜と紅葉はいずれ巣立って行く子・・・・
桜の里親さんは、わたしの独断でなくnyagasunsunさんのご判断を仰ぎ
紅葉の里親さんは、わたしの判断で決める・・・・くらいが違いでしょうか・・・
でも、きっと紅葉の時も「どうしよう?」って相談すると思うから
結局は同じかもしれませんね。
猫に限らず、動物の預かりや保護は大変ですが1度やってみると
次には、少しだけ勇気や知恵が付き(気が大きく(?)
ちょっとうまく出来るようになるから不思議です。
桜が来てくれたお陰で、わたしもいろいろな事に気付いたり
学んだりさせてもらいました。
桜にもnyagasunsunさんにも感謝しています。
今回、頂いたメールが全て温かいお言葉や
預かりさんを前向きに考えようとしてくださるメールで
とても嬉しく、そして救われました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
どの子にも、すてきな家族を・・・・
トロちゃんのご冥福を心からお祈りします。
ほんとうにごめんね。
そして、行き場のない猫を保護することに嫌な顔一つしない家族にも
心から、感謝します。